芸術家で大切な心構えについて考えたこと
芸術家として一流である人と、それ以外の人では、作品の面でも収入でも大きな格差がある。
収入はともかく、とくに作品の面について言及すると、作る作品はその人の心を映す鏡でもあるから、芸術家は自分自身を見つめ、高めていかなければすばらしい作品を生み出すことはできない。
ゆえに、芸術家としての差は、自分自身の心の豊かさの差でもある。
だからこそ、技術やどれだけ目立つかを追求する前に、自分自身を磨き上げる努力をしてほしい。
決して、目立つ派手な色を使わなくても心で作品を作れば、目立たなくても滲み出るような深みが出てくる。
そして、それを認めてくれる人も必ず出てくるだろう。
肝心なのは、どれだけ目立つかではない。
真摯に真心を尽くして、作品を作れるかだろう。
ということで、芸術作品は頭で考えて作るのではなく、心で作るのである。
いかに目立つのか、いかに注目されるのかで作品を作っても、それは反社会的な作品であれば、あまり売れることは無い。
もし売れても、アンダーグラウンドな世界の品位が低い人たちに安く販売することになるだろう。
それでもいいと思う意見もある。
だからこそ、現代アートは混沌として理解しがたいものもある。