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子どもがネット社会と上手く付き合うために

昨今、スマホやSNSを利用した犯罪やトラブルに、子供が巻き込まれる事件をよく耳にします。こういったことがニュースで報道されるたびに、自分の子どもは大丈夫なのかと心配になりますよね。

そういった状況もあり、各家庭の親は自分の子どもにスマホを持たせるべきかどうか、また持たせるにしてもタイミングはいつにするべきなのか悩みだどころだと思います。

今回は、「親と子どもとネット社会」について私なりに考えてみたいと思います。

親が正しく理解するべきこと

まず大前提として、子どもとスマホについて考える上で、ネット社会やSNSについて親側がちゃんと理解している必要があります。

ネットやSNSと聞いただけで警戒したり、なんとなく子供から遠ざける前に、正しい知識を仕入れることが大切です。
そもそもネットとはどういうものなのか、SNSとはどういうものなのか、それを知らなければ逆効果になってしまうこともあります。

今の社会は、ネット環境があることが当たり前なので、遅かれ早かれネットを活用して生活することになりますよね。そのために早いうちから親と子どもが、共にネットリテラシーを付けていくことが重要なのです。
正しい知識がないと、それに伴う対策も正しいものにはなりません。

子どもをネットの毒素から守るためにも正しい知識を身に付けることを意識しましょう。



スマホはいつから持たせるべきか

ほとんどの家庭で子どもにスマホを持たせるのは、中学生からだというアンケート結果を新聞で読みました。早いケースだと小学生のうちから持たせる家庭もあるようです。

私個人としては、いつからでもいいというのが意見です。
厳密にいうと子どもが欲しがった時点で検討をはじめます。とはいえ手放しで賛成するわけではなく、きちんと子どもと話し合いをした上で取り決めます。

そこで大切にしたいのは、子どもにプレゼンしてもらうことです。

なぜスマホが欲しいのか?なにに役立てたいのか?メリットとデメリットはなにか?ということを総合的に考えて発表してもらうのです。つまり導入には、親を説得するプレゼンを子ども側が用意することが必須になります。

きちんと考えた上で導入することで、ネット社会を生き抜く上で必要な「自分で考える」ということを身に付けてほしいからです。

そして同時に親側が反対であれば、反対の理由を子ども大してプレゼンテーションして意見を求めます。

そうやって親だから子どもだからと一方的になるのではなく、対等な関係で話を進めていくことがポイントなのです。

こういったやり取りをするには、普段から対等な関係を親子間で築き、しっかりとコミュニケーションをすることが大切です。

スマホを導入する時のルール作り

スマホを導入するにしても、最初のうちはルール作りも必要になると思います。
こちらも新聞で読んだのですが、多くの家庭で子どもがスマホを使う際のルールを設けているようで「アプリを入れる時は親に許可をとってから」「日中しか触らない(自室に持ち込み禁止)」「知り合い意外とやり取りしない」「成績が下がったら取り上げ」などが挙げられていました。

こうしたルールを決める時、ほとんどの場合が親が一方的にルールを決めているように思います。

しかし、大切なのは子どものネットリテラシーを育てて大人になってからも自立した存在としてネット社会で生きるようになってもらうことです。


そのためには親と子、どちらかが一方的にルールを作るのではなく、話し合ってルール作りをすることが大切です。

そしてルール作りをする上で重要なのは、普段からの丁寧なコミュニケーションです。

一方的な関係では、いいルールはできないでしょう。

スマホが自分の人生に役立つように、一緒に子どもと勉強していきましょう。

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ライター紹介

檀村 ニシキ(だんむら にしき)
自由ライター

アーティスト紹介

@sandragon965

いろんな敵とこっそり戦う画家
とにかく、今の状況を脱するためにリアリズムという作品を制作することにした。(画家をしております。個展の案内はメールで配信します。登録はこちらです!!)
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