SanDragon

嬉しいW杯の成功

2019年日本開催の多くの人に感動させたラグビーW杯日本開催。
それまで興味がなかった人まで巻き込んで、見事初のベスト8という結果にファンは酔いしれました。
前回のイギリスではブライトンの奇跡と言われた南アフリカ戦勝利があり、しばらくは五郎丸人気で湧きましたが、すぐ熱は醒めてしまった感がありました。
しかし今回はどうやら少し違うようですよ。
大会が終わって代表は解散、次のフランス大会に向けてはまだ白紙の状態ですが、各所属チームに戻った代表選手への声援はまだ続いているようです。

4年後までどう継続するのか?

今話として挙がっているのはラグビーのプロ化、しかしどうも先行きは不透明なままです。
来年以降のプロ化を望む声がある一方、今の形を継続して行きたいと考えている保守的な意見も根強く、サッカーやバスケのようにはいかないようです。
またサンウルブズは今年限りで撤退の流れ、これもネガティブなニュースなのは確かです。
そんな暗雲立ち込めるラグビー界、どうやって人気を維持したままフランス大会に結果を出せるんだろう?ちょっと不安になってしまいますね。



選手や協会だけでなくファンの自覚も

人気と実力を継続するのはもちろん選手や協会の努力によるのです。
が、もう一つ大事なのはファンの意識だと考えます。
前回は運営の不手際もあって集客につながらなかったミスがあったと言います。
しかしどうでしょう。
今年に入ってのトップリーグ。
どの競技場も動員数は上々なようです。
1月から開催されているリーグ戦、何度となく2万人越えを記録していますし、選手もそれに応えようと奮起しています。
今回にわかファンという言葉がクローズアップされましたが、どうやら彼らの多くはそのまま関心を持ってくれたようですね。
個人的にW杯の丸の内のパレードは行きましたが、選手たちとファンがお互い感謝の気持ちを伝えようとしている光景が嬉しくてなんだかたまらなくなりました。
ファンはそんなに簡単に裏切らないよ、そう思えるいい時間でした。

夢のような時間再び

おそらくフランス大会はさらなる飛躍が期待され、また求められるはず。
プレッシャーは半端ないと思います。
メンバーはかなり入れ替わるでしょう。
そもそも日本代表は経験を踏まえたメンバー構成だったので他国に比べて平均年齢も高め。
20代が主力だったイングランドなどと比較すると次のメンバーは注視する必要があります。
でも私はそこに大きな期待を持っています。
先輩が切り開いたベスト8の壁の突破、やれるとわかれば自信を持って挑めるのが国際大会ではよくあることだからです。
今現在の大学生や高校生の若い世代、知らない選手も台頭してきてほしいものです。
そして新しい日本代表がまたフランスで暴れ回るのを期待しようではないですか!
今度は奇跡と呼ばせない、必然の勝利を信じて。

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ライター紹介

どうってことない料理人です。超ラグビーファン。フランス菓子をこよなく愛するアラフィフ親父です。

アーティスト紹介

@sandragon965

いろんな敵とこっそり戦う画家
とにかく、今の状況を脱するためにリアリズムという作品を制作することにした。(画家をしております。個展の案内はメールで配信します。登録はこちらです!!)
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