Twitterを始めて気づいた！SNSの光と闇
震災を機に始まったTwitter
私は東北地方の被災した地域に住んでいる者です。大学生の時に震災に遭いました。
メールやLINEで取りたい人との連絡が取れなくなり、高校の部活の先輩から情報収集に良いよという勧めもあって、Twitterアカウントを作成しました。
最初は有益な情報を集めるために閲覧するためだけに活用していました。
しかし、うまく活用できておらず、震災についての情報収集はできていなかったように思います。
いつの間にか友達同士のフォロワーも増え、日常のつぶやきをするようになりましたし、友達のくだらない呟きを暇な時間にいつも見るようになりました。
Twitterで自己充足感を得られた
Twitterにも使い慣れ、自分が関わった事のない趣味の繋がりの方のフォロワーも増えてきました。私は音楽が好きなので、好きなアーティストについてあーだこーだとリプライを返したり、リアルタイムで映像配信があれば一緒に観ながら呟きをみて楽しんだりしていました。
フェスではTwitterを通して繋がった方と連絡を取って集合し一緒に乾杯し楽しみました。
もちろん、友達ともテレビについてリアルタイムでツッコミを入れたり、くだらない呟きにリプライをしてコミュニケーションを楽しんでおりました。
好きなことで繋がれる、最高なツールだとその時の私は思っており当時は一番活用していたと思います。
趣味の時間として好きな仲間と繋がれている時間はとても有意義に感じていたし、自己充足感を感じておりました。
しかしながら、それと同時に暇な時間さえあれば、やりたいことを後回しにしてでも、すぐにTwitterを開いては、友達や他のフォロワーの呟きをチェックするのが日課になっていました。
脅かされる生活と精神
良かれと思って使っていたTwitter。いつでもなく飛び込んでくる友達や趣味の仲間の日常の呟きに、心が疲れていることを感じたのだ。
自分自身も仕事のストレスを呟くようになり、見ている人に不快感を与えていたと思う。
友達の日常に嫉妬や羨ましさを感じることも少なくなかった。
そんなある時、大好きな友達が鬱状態になり、その人の呟きを目の当たりにしては、元の姿に戻ってほしいと必死にリプライを続けるようになった。
今考えたら、鬱状態の方にとって励ましたりすることは良くなかったなと思う。
でも少しでも前向きな返答が返ってくると、私でも少し役に立てたのではないかと錯覚できたから、当時の自分は必死になっていたんだと思う。
しかし、回復の兆しが見えたと思ってもまた振り出しに戻って鬱状態になってしまうの繰り返しだったのだ。
そして、とうとう私まで燃え尽きて鬱状態になってしまったのである。
もうTwitterから離れようと、一旦解約しようと思ったが、友達や仲間と縁を切るようで、また情報がなくなるのではという恐怖感でなかなかできなかったのだ。
私が見つけた自分らしさとSNSとの向き合い方
Twitterもインスタグラムも、自分だけが見ているわけではないので、本当の心の呟きではない。少なからず、人からどう見られているかを気にしながら呟いている気がするのである。カッコつけたり、この言い方では批判されるかな？そんなことを考え呟いているうちに、本当の自分じゃないことに気がついて落ち込み苦しくなってくるのだ。
Twitterを辞めれない
今でもTwitterを辞めることはできていない。なんならTwitterから逃げるために「写真ならいいだろう」とインスタグラムのアカウントを作ってしまい、同じ失敗をしているのである。
でも、前より自分のことが分かってきたのでアカウントは消せなくてもアプリを消して簡単にログイン出来ないようにしたり、疲れたらTwitterやInstagramを閉じて、目を瞑って無音で過ごすようにしている。
少しだけ、SNSとは距離を置くことにした
最近は無性に自然が恋しくなり山や河原に行って癒されたり、キャンプにどっぷりハマって自分や他人のことなんてどうでもいいと感じ自然体になれる時間を作れることができている。今の旦那と最初に連絡を取ったのは確かTwitterだったが、旦那もTwitterをやめているし、私もTwitterから少し離れていても友達は減っていない。
何より自分の好きなことを自分の好きなように周りを気にせず没頭し、気がついたらずっとスマホを触っていなかったということに自分でも驚いているし、家族との時間を大切に出来て幸せだと感じている。
記事紹介
Twitterの始めたきっかけ、面白さ、辛さを経験。そして今は上手くデジタルデトックスしながらSNSと付き合っている。アーティスト紹介
@sandragon965
画家として自作グッズの制作を開始。今後、アマゾンで販売予定！（画家をしております。個展の案内はメールで配信します。登録はこちらです！！）
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