sandragon965

グローバリズムって何?

身近にあるのに意外と知らない言葉「グローバリズム」

グローバリズムとは、世界を「東京都」、「日本」という地域や国ではなく、地球という1つのシステムとしてとらえる思想である。
語源は地球や球状という意味をもつ「グローブ」から由来している。

また、その形容詞である「グローバル」は一よく耳にする言葉である。
グローバリズムは日本語で「地球主義」と呼ぶ。

何か難しい言葉のように聞えるが、その具体例を知ることで、意外と身近なところに潜んでいる言葉である。

この記事ではこうした思想について、メリットとデメリット、そして、皆様の生活にどのように関係しているのかについて説明していく。



グローバリズムのメリットとは

グローバリズムは地球を一つのシステムとしてとらえる考え方と説明した。
つまり、グローバリズムには国境という概念が無いのだ。
これには、大きな利点がある。

地球は国によって、米などの食料自給率や産出される石炭などの鉱物資源の量は異なる。
食料自給率や鉱物資源の取れない国では、産業を発展させることは難しいため、貧しい国のままになる。


グローバリズムはこうした問題を解決できる利点がある。
国境という概念がなくなれば、労働者として他国で働き、他国の技術や産業を学ぶことで、自国の産業発展に活用できる可能性がある。

貧しい国と豊かな国では物価が異なるので、豊かな国から見て、低賃金で労働者を雇う事が出来るので、両国の経済の活性化に繋がる。



グローバリズムのデメリットとは

グローバリズムのデメリットを簡単に言うと、豊かな国と貧しい国での貧富の差が拡大と経済の低迷である。
市場がグローバル化すると、競争力が激しくなる。
豊かな国の企業では、より安価な労働力を求めるために海外展開を行う。
これにより、自国の産業は衰退と失業者の増加に繋がる。
さらに、貧しい国から雇用を求める労働者が流入するため、労働者を受け入れた国では、雇用が奪われるので、労働者全体の賃金はさらに低下する。

このような悪循環によって、自国民の雇用機会の喪失と所得格差および貧困が生じる事になる。

また、近年、明らかになったデメリットとして、感染症の拡大速度の上昇である。

経済の発展と人流の活性化は比例している。
それが、世界規模になったことで、感染症の流行速度が飛躍的に上昇する結果を招いた。
その結果、世界経済の低迷という事態に陥ったのである。



グローバリズムの具体例

SNSなどの通信技術の発達

国境を越えた情報のやりとりを行うために、SNSなどの通信技術が急速に発展した。1990年代において、インターネットが普及したことで、物理的な位置に拘束されない情報のやりとりが大幅に普及した。
さらに、感染症の世界的な流行によって、日本でもZOOM等による、テレビ会議は国家間の首脳や経営者だけでなく、一般企業のサラリーマンにも浸透した。

市場の拡大

市場の拡大、つまり自由貿易の推進の一環として、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などの協定が結ばれ、関税や輸入制限といった規制緩和によって、自由貿易を拡大する動きが進んでいる。
一時期、日本が参加する是非にについてニュースでも話題になった。

»コラム・エッセイのページへ戻る





記事紹介

グローバリズムは地球という1つのシステムとしてとらえる思想である。メリットは、貧しい国と豊かな国の経済が活性化する。デメリットは、豊かな国と貧しい国での貧富の差が拡大と経済の低迷である。一般庶民には、関係のなさそうな言葉であるが、意外と身近な言葉である。

アーティスト紹介

@sandragon965

画家として自作グッズの制作を開始。
今後、アマゾンで販売予定!(画家をしております。個展の案内はメールで配信します。登録はこちらです!!)
»プロフィール»インスタグラム»twitter

ニュースレター登録

個展の案内をメールで配信しております。
詳しくはこちら
↓メールアドレスを入力してください