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何故、消費税増税で経済が成長しなくなると分かってまで消費税を上げまくるのか?

消費税について、藤井聡さんや三橋貴明さんをはじめとする多くの知者が10年以上にわたり消費増税の危険性を論じてきた。

消費税が経済に与える弊害を論理的に説き、政治家や多くの日本国民の間にも消費税問題に対する理解が広まりつつある。
にもかかわらず、消費税増税を強行する背景にはある思想があると推察される。

もちろん、財務省問題もあるが、それだけでは腑に落ちない点があり、もっと深い観点(思想)からこの問題を推察する。



消費税増税は日本解体後を見据えた未来志向の政策

彼らにとっては、日本という中国や韓国を侵略したどうしようもない国が嫌いであり、日本を根本から解体し、世界市民の住む日本という地域を作り、世界平和を実現するという思想(妄想)がある。
そういった、中韓融和政策をしなければ、どうしようもない国「日本」は世界から孤立し、滅亡すると未来志向(妄想)で考えているのである。

そのため、日本を解体多民族グローバリズム国家(地域)としたときに、日本というグローバル地域を統治する世界政府が未来永劫安定的に地域を運営をするうえで、最も最適で公平な税金として考えているのが消費税である。

消費税増税とは、日本解体という善行と、その先の未来を想定した社会制度の構築のために必要な税金(人類の英知)なのだ!

» 消費増税を加速させるグローバリズムとは?



消費税に対する彼らの思想

消費税による、デフレや貧困などの国民の苦しみはさておき、彼らの思想の中にある素晴らしい世界の実現と維持のためには、現実的には全世代型社会保障の構築と安定的な財源が必要不可欠だと考えているのである。
彼らの中では、全世代型社会保障の実現を前提としなければ、グローバル地域「日本」の維持は不可能であると考えているのである。
(※将来的には、全ての国家を解体し一つの世界とし、消費税を世界の福祉の財源とするに違いない!!)

グローバルな地域「日本」は国境の壁がないワンワールドな世界であるため、多くの人が自由に出入りする。
そのため、国籍にかかわらず税を徴収しなければならず、地域の運営や社会保障の構築には消費税しか最適な税制が考えられないのである。

そして、全世代型社会保障を安定的に続けるには、その負担をあらゆる世代が広く公平に分かち合う事が出来て、景気の変動や人口構成の変化に対しても安定的に確保できる財源が必要なのである。
よって、消費税は、全世代型社会保障を安定的に続ける財源として好ましいと考えているのである。

また、消費税は税負担の世代間格差や国籍による分断が起きない公平な税金だと思っているのである。

ちなみに、日本は国家ではなく地域になるため、通貨主権など存在せず、政府通貨発行はおろか、国債発行さえも出来ないため、政府は安定的な税収が必要であり、消費税をメインの税収として、その範囲内で地域の社会サービスを運用しなければならないためである。



そこまでして目指す世界の理想像

目指す世界の理想像
そもそも、このような盛大な構想(妄想)をする背景には、世界平和という戦争と貧困がない人類融和の世界を作るというグローバリズム思想が根底にある。

戦争の原因たる国家を解体し、人類が融和すれば世界から戦争が無くなり、世界平和が2050年頃に訪れるという思想である。


国家が無くなれば、戦争をする必要が無くなり、軍事にかかるお金が福祉にすべて使えるため、貧困も無くなると考えているのである。

しかし、民族融和のためには、融和の妨げとなるあらゆる国の風習や伝統文化、歴史を破壊し、人々の民族意識、ナショナリズム、アイデンティティを完全に浄化させる必要があるという考えが根底にある。
そのため、過激な改革、開放、解体など革新的なことを世界レベルで国連(世界政府の前身)中心にやらなければならない。

というか、SDGsという、偽善に満ちた世界革命にすでに国連は着手しはじめている。



これは、言い換えれば世界共産革命ではないか?

そもそも、このグローバリズム構想は国家をすべて解体して無政府状態にするというのではなく、国家は解体するが「世界政府(国連のようなもの)」を樹立し、世界統一通貨、世界統一文化革命を達成するという、言い換えれば世界共産革命を目指すという思想が根底にある。

そのような世界はやがて、権力や富の集中による支配、腐敗や飢饉、疫病のような様々リスクに見舞われ、瞬く間に瓦解し、人類に大いなる災いと戦禍をもたらす危険な思想(妄想)であると断言する。

世界とは、残念ながら根本的に残酷なものである。

思想ほど危険なものは無い。

現に毛沢東時代の中国は「毛沢東思想」と言われる思想に基づく政策で1000万人から1億人の中華人民の死者が出ていると言われている。
あくまでも、人間は普遍的に人間であり、腹が減れば飯を食うし嫉妬や欲望、本能を兼ね備えている。

いくら人間を革命をしようとしても、人間の本質は普遍的に変わらないのである。

何のための歴史や伝統なのか?先人たちの紡いできた歴史や伝統を軽く見てはならない!

歴史や伝統、文化というものは残酷な世界で生きた先人たちの知恵であり、そこから目を背けてはならないのだ!!

そのため、保守的な立場から偽物のエリートや知識人、指導者に対してに対して世界を間違った方向へ導かないように、ささやかながらこの場で警告を発する次第である!

2020年3月26日  sandragon965
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プロフィール

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芸術という、意味がありそうで無いものを理解するには、政治、経済、歴史、伝統、文化、思想など社会と向き合わなければその本質を掴むことは厳しいと感じており、時々ブログを書いて言論を自分なりにやっていきます。(DIY系youtubeをしております。)
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