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サッカーにおけるテクノロジーの進化

サッカーの戦術は年々、すさまじい進化をとげている。戦術分析はこれまでも行われていたが、現在は膨大な数のデータを駆使して、細かな決まり事が設けられているチームも少なくない。
ドイツは技術的な導入が進んでおり、データを使用した分析をいち早く進めている。
そうした背景もあってか、非常に若い監督が就任するチームも見られる。
 一昔前のサッカーの監督は、自身の経験に基づき指導にあたる人も多かった。
しかし、古いやり方や戦術はすぐに通用しなくなってしまう。
異常なほどにアップデートが早いのだ。今では分析担当として、専門のコーチが複数いても不思議ではない。

コーチの役割分担

具体的なプレー、ボールの扱いだったり体の動かし方など、選手のスキルに対して指導するコーチはやはり必要。
分析と指導が明確に分かれていく為、どうしても人員は増加する。
 相手チームを分析し、戦術を構築していく人物は、極端な話、未経験者でもいいのかもしれない。
現にライターなどでも未経験者はざらにいる。
そうした人たちが経験者よりも詳細な戦術の話をするのだ。
もちろんすべてのライターが理解しているとも言えないのだが。




チームの巨大化

こうなるとチームスタッフの増員は避けられない。
それによっての人件費の増大もクラブ経営を圧迫する。
大きなクラブであれば問題はないのだが、地方クラブには負担となるだろう。
今ですら少ない人件費で運営をしているのに、専門性の高い人を雇うとなれば、相応の報酬を用意しなければならない。
あるチームにはスローイン担当のコーチがいるほどである。分析担当の有無はチームの勝敗に大きく影響するだろう。
ここで人数や、能力に差が生まれるようであれば、やはりお金持ちクラブがますます強くなっていく流れになってしまう。



日本サッカー界

日本サッカーはこの流れに乗っていくことができるのだろうか。
恐らく、他国に遅れを取る。今でも日本のサッカー界では年齢の高いチームスタッフが多く、総じてテクノロジーには疎い人が多いだろう。
コーチ陣でも動画編集などはできても、数値の分析に慣れている人は少ないように思う。また別の要素が求められているから当然だ。
 こうした新しいテクノロジーをどれだけ積極的に採用するのか。
日本サッカー界はどうにも遅れる気がしてならない。
世界に比べて突出した個が少ない日本こそが、一番に取り入れなければならない技術なのだが、あらゆる面で世界との差が広がっていく。

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