sandragon965

きっかけは身体のバテとインドア志向から

怖い感染症もあってオフでさえ思う様に外出出来ず、イライラが募る今日この頃。
私も3年程前までは元気良くアウトドアを嗜んでいたのですが、最近は少し気温が上がるとバテてしまう事もあり、現在は自宅で楽しめる趣味を幾つか持っています。

現状この心掛けが報われている形ですが、身近に最も自然を感じられる趣味として、餌台や巣箱等、自宅に野鳥を呼ぶ工夫や工作を挙げない訳にはいきません。

キジバトに絞って観察すると面白い!

餌台や巣箱なら、マイホーム持ちの鳥好きなら誰でも一度は経験がある事でしょう。ただ自然観察というテーマに重点を置いた際、特定の種類の行動パターンをこまめに観察し、記録してゆく楽しみが生まれてきます。
私も最初は園芸のついでに…と漠然とした気持ちで餌台作りを始めたのですが、餌を置いた直後から頻繁に現れ、様々な行動を見せてくれるキジバトが面白くて堪らなくなり、ここ2年程は毎朝の様に日記を付け、行動パターンを探っています。それにより、全く気付かなかった特徴的な行動パターンも発見出来、楽しさが止まりません。




餌台周辺で見せる様々な行動が飽きさせない

キジバトは別名ヤマバトとも呼ばれ、国内の里山や住宅街周辺に数多く生息しています。街中で見られるドバトと比べ若干ボディは華奢ですが、グレーのベースに派手なうろこ模様の翼や首筋のワンポイントが美しく、小顔でグッドルッキングなスタイルも相まって、双眼鏡でじっくり眺めるとついうっとりしてしまいます。
自宅に現れる際は大抵オスメスのペアとなっており、餌台の上で仲良く餌をついばんだり、オスが喉を膨らませ「ゴー・ゴー」と唸りながら首を上下させる求愛ダンスを見せてくれたりと、日々観察していても決して飽きる事がありません。
春には自宅近くの街路樹や電線の上でディープキスを交わしたり、おもむろに交尾したりと、イチャイチャを見せ付けてきます。

行動パターンが少しづつ読めてきた

ここ2年の観察で分かったのは、スズメが活発になる前の早朝に飛来し早目に採食してしまう事、また一旦餌台を離れても周囲に留まり寛ぎつつ、数回に分け採食に訪れる事、更には晩秋から厳冬期にかけては全く餌台に訪れない事、等々です。
早朝に関しては、餌出しの時刻を待っているかの様に近くの電線で2羽並んでスタンバイし、餌台の様子を窺っています。また餌台からいなくなる2ヶ月後に近隣の庭先や林で羽がボサボサの幼鳥を見ることから、この時期に一旦子育てに入り、その後も餌台に復帰せず春の訪れまで林の中に留まり続ける、という結論も導き出せました。
観察すればするほどに興味が膨らむキジバトですが、残念ながら巣箱に営巣する習性は無く、せっかく作った巣箱は専らスズメやシジュウカラ専門となっています。ですがいずれ庭木にこのペアを呼び、営巣や子育ての様子もじっくり観察したいと思っています。

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