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氷上ワカサギフィッシング(北海道で釣りをする)

ワカサギ釣り


フィールド(北海道のワカサギ釣りの場所)とターゲット

私の住む北海道で、冬の釣りと聞いて一番に思い浮かべるのは氷上のワカサギ釣り。

主な活動エリアである道東地区では、早場で12月の下旬頃から、概ね1月上旬に湖沼の氷の厚さが20cmくらいになると、シーズン開幕となる。
盛期はところにより異なり、氷が緩む3月上旬頃まで楽しめる。

釣行頻度が高いのは阿寒湖、塘路湖、網走湖、チミケップ湖、富里湖など。

阿寒湖、チミケップ 湖は水深10〜12m、塘路湖・網走湖、富里湖は水深1〜3m 魚影が濃いのは阿寒湖、網走湖。塘路湖、富里湖は当歳魚が多い。
チミケップ湖はかつて遅場の穴場であったが、近年良い釣果を聞かない。
ただ、食味は一番。



スタイル・装備(必要な道具)・タックル(必要な竿、釣り具)

設備

テントはコールマンのクイックドームM。
設営がシンプルで風にも強い。
内部は天井も高く圧迫感が少ない。
1〜3名くらいまで対応。

ペグは今のところスノーピークのソリッドステーク一択。

氷に穴を開けるドリルは手動(メーカー不明)、来期は電動化を検討中。
同時にペグもコーチスクリューにしようと計画。
釣座は御座敷スタイル、ホームセンターで安く購入できるスノコやお風呂マットなどを組み合わせて、あぐらで釣りができるようにしている。

暖を取るのはSOTOのMUKAストーブを使用、換気をしながらほぼつけっぱなし。
お湯を沸かすヤカンを乗せたり、遠赤ストーブ などを乗せておくとよほどの極寒でなければ快適に釣りできる。
ヤカンはホームセンターで安く売られている笛付きの小さめサイズを使用。



装備

服装は意外と軽装だと思う。
下はタイツにアウトドアパンツ、防水のハードシェル。
上はメリノとかのベースレイヤーにダウンかウールのセーター、ゴアテックスのハードシェル。

テント暖まったら、ハードシェルは脱いじゃうことが多い。
ブーツは、Sorelのカリブーやミツウマ のスパイクブーツを愛用。
寒さを防いでくれて、氷上をポイントまで向かう歩行がとても楽である。

釣り具

メインで使用するタックルは、ダイワの電動リール「クリスティア」にK -ZANのバネ鋼穂先を組み合わせる。
浅場では電動不要との意見もあるが、使用に慣れていれば手返しに間違いなく貢献する。

メインラインはPEライン0,3号。
仕掛けは0,5〜1,5号の5本針の専用仕掛け。
針は掛りは狐、袖はバレにくいというのが私見である。
6本〜7本などの仕掛けもあり、幅広い棚を探れる利点があるが、取り回しが煩雑となり、餌つけの手間も増えるため、私は使用しない。

オモリは穂先のアクションとのマッチングが重要。
極めて柔らかく感度の良いS〜SSといった穂先を使用する場合、1〜1,5gのオモリが適合する。

水深が10mを超えるフィールドでは、仕掛けをボトムに素早く届けるには重めのオモリが有利となるため、水深や棚、魚のサイズや活性の良し悪しで、組み合わせを数パターン用意する。

ワカサギ釣り師の中には電動リール2台を両手で操るベテランもいるが、私は利き手の右だけ。

釣りをしながらおやつを食べたり、コーヒーを飲んだりするのがいつものスタイルである。



テクニック

ワカサギを効率的に釣るために、理解していなければならないことが二つあると思っている。

一つは棚・回遊ルート。

棚・回遊ルート

フィールドにより水深や地形、湖流が違うのはもちろん場所により水中の溶存酸素量や水温なども異なる。

また時間帯や天気による照度でもワカサギが回遊する泳層が変わる。

経験や情報交換により、フィールドごとの実績ポイントを把握することと共に、刻一刻と変化する棚を知るために魚探の使用が必須と考える。
群れの接近をいち早く知ることが出来、集中して効率よく釣りをすることが出来る。


二つ目は性質。

性質

ワカサギ は動くものに興味を示すため、仕掛けは静止させず、数秒間に一度ほど、数cmしゃくり上げてフォールさせるアクションを加える。

魚の活性が良い時は、仕掛けが棚に到達すると同時にアタリがあることも多い。

またワカサギ の口は小さく、餌に対しては、そっとついばんで異物感を覚えるとすぐに吐き出すように捕食する。

餌はワカサギ が含みやすいサイズ、半分程度にハサミで切って使用する。
これは匂いのあるものに寄る性質を持つワカサギにアピールする効果もある。

アタリは小さく、且つ次の瞬間には口から餌を吐き出していることが多いため、小さなアタリを見逃さず即アワセ出来るよう置き竿は厳禁、叩き台と呼ばれる竿置き台に電動リールを置いた状態で常に手を添えた状態をキープする。
また、ワカサギは数釣りが魅力。
手返しをよく釣り進めるためには、釣れたワカサギは片手でスピーディーに外し、生簀に収めた後、速やかに仕掛けを投入する技術も求められる。



アフターフィッシング

ワカサギは食べても美味しい魚。
代表的なのは天ぷらだろうか。

口当たりよく食べられるのは小型、食べ応えはやはり大型が良い。
食味が良くなるよう、釣ってからしばらくは水槽で泳がしてから持ち帰ると、泥を吐き出してくれ、美味しく頂くことができる。
余ったら二度揚げして、人参や玉ねぎなどの野菜などと一緒に甘酢に漬けて南蛮漬けにすると、おつまみや常備菜として楽しめる。

甘露煮や佃煮も日持ちがして良い。あまり知られていない食べ方で、意外といけるのは一夜干し。
塩水で洗ったワカサギをネットで一昼夜寒風にさらすだけ。

グリルやフライパンで焼いて食べると、シシャモのような食感が楽しめる。
シーズン後半のワカサギには包卵物も混じる為、一層口触り楽しい。

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記事紹介

もはや冬の生活の一部となっている、大好きな釣りについて紹介させて頂きました。

アーティスト紹介

@sandragon965

画家として自作グッズの制作を開始。
今後、アマゾンで販売予定!(画家をしております。個展の案内はメールで配信します。登録はこちらです!!)
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