sandragon965

上司からの嫌がらせ



上司に出会ったきっかけ

私が、会社に入社して1年目の時に起きた話だ。

私の名前は、瀧本奈子そして上司の萩野正人だった。

その上司とは、そんなに親しくないしあんまり好きではなかったが、そんな上司からある私への嫌がらせをさせられることに気が付かなかった私だったのだ。

最初は、同じ会社の人として社会人教育指導の為だと思っていましたが、予想をはるかに超える仕事をいきなり任されるはめになったりと私の中では、すごく過酷なスケジュールだったのだ。


休憩する間もなく、一日中走り倒した営業は辞めてしまいたいぐらいなのだ。



上司の嫌がらせのエスカレート

一日忙しく走り倒した営業の仕事は、とにかく厳しかった。
電話のクレーム対応、資料作り、データ整理と飛び込み営業とその日によって予定がびっしりと刻まれていた。

私には、親を早くに亡くして結婚相手はいなく友達や同僚はおらず、唯一その嫌がらせの上司だけが私のパートナーだったのだ。


その上司は、仕事に対して私に仕事内容は一切要望は無言で紙を渡されそれ以上は何も助けてはくれなかったし、何も話しかけてはくれなかった。

さすがに、これではいけないと思い、上司の席まで仕事の報告・連絡・相談をしに行ったのだ。

上司の別の顔 正体がいかに・・・

しかし、私の顔を真顔で見つめて次の指示書を紙で渡されたのだ。
指示書を渡されても分からないものは分からない思い、我慢が出来なかった私は、こう言ってしまったのだ。


「私は、こんな指示書を渡されても分かりません。口頭で教えて頂けませんか?」と強い口調で分からないことを主張したのだ。

すると、また真顔でパソコンのキーボードをカタカタと文字を打つのだ。

呆れた私は、何も言わず自分の席に戻って業務を続けていたのだ。


そんなある日、たまたま廊下を通っていた時、給湯室から楽しく喋る会話が聞こえていたのだ。

それは、同じ職場の女性と嫌がらせをしてくる上司が楽しく話しているところを見かけていたのだ。



上司の本当の答えは意外だった。

私は、そんな楽しく話している上司を見たことがなかったので、会話の一部を少しだけ聞いていたのだ。
そして、普段の業務の時、つい上司のことが気になって聞きに行った。

「あの~私には、どうしてあんな嫌がらせをするのですか?」と上司に聞いたのだ。

すると、「お前には、何でも出来る人だと思っていたから安心して任していた、それとお前には、いつも感謝している」と小さくつぶやくぐらいの声で話した。


そう呟いた後にまた、真顔でパソコンのキーボードをカタカタと文字を打って指示書を渡してきた。
それは、「同じ職場の人間としてお前の事が気になっていた、お前が好きだ」の文字が綴られていた。


普段は、滅多に喋らない上司がこの時初めて私に答えてくれた返答したのだ。

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